2013年6月16日日曜日

ラズベリーVol.63(フィクション:梅雨と傘とむすめの関係)

(梅雨シーズンにベッタリ感で。)


小学生のまことちゃんは、ちょっと不満です。

“最近、兄貴のものばっかり買ってもらってる。”

おにいさんが中学に進学し、4月からいろいろと準備をしていました。

(わたしも、なんか買ってほしいなぁ。)


おとうさんも、そんなまことちゃんの気持ちを考えていました。

でも無駄遣いはできません。


季節は6月の梅雨時。

『今年は空梅雨だな。』

『カラツユってなあに?商店街の新しいつけ麺屋さん?』

いつもながら、面白いことを言う。


『そうだ。いい雨が降るように新しい傘を買いに行こうか!

カラフルで可愛いやつ!』

かなり無理があったが、

それでもまことは自分のものを買ってもらえそうなので、大賛成でした。

実用品なら出費も特別にOKです。


週末にショッピングモールで、

オレンジとブルーに黄色も入ったジャンプ傘を購入しました。

『これで、カタツムリさんもカエルさんも一緒に雨をお願いできるね。』

雨降りが待ち遠しい。


そして天気予報は、午後からようやく傘マーク。

『今日は傘をもっていきなさ~い。』

朝にマイ傘を出して、

『行ってきま~す!』


その日の夜にとうさんが会社から帰って、

おかあさんに様子を聞きました。

『ピッチ・ピッチ!チャップチャップで、ランランだったか?』


それが、学校からぬれて帰ってきたらしい。

え~!どこかに忘れてきたのか?


どうやら、新品の大事な傘をぬらすのが嫌だったらしい。

そんなに嬉しかったのかな。


よくあるストーリーだけど、

とうさんの気持ちは特別な思いとなりました。

眠っているまことの枕元で一言。

(風邪ひくなよ。)


◆昨今では、こわいおやじも良いだろう?、についてちょっと知りたい。



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