だから毎朝、家からかいしゃまでつうきんをしています。
「いってきます。」
きょうも、マンションのエレベーターをおりてげんかんをでました。
すると、まえから小学校のきいろいぼうしをかぶった女の子が歩いてきました。
よく見ると目からなみだをポロポロながしています。
「まこと?」
おとうさんは、その女の子が自分のむすめさんだと気がつきました。
「どうしてないているの。」
おとうさんは、とってもしんぱいになってききました。
「そこで、こけたの。」
なみだはポロポロとまりません。
おとうさんはタオルでなみだをふきながら、
まことちゃんがけがをしていないことをかくにんして安心しました。
「大丈夫だから、学校にはいけるかな。」
おとうさんがきくと、まことちゃんがいいました。
「わすれものをしたからとりにいく。」
学校の時間が遅れないかすこし心配でしたが、
まことちゃんの顔つきがしっかりしてきたので、
ひとりでまかせられると思いました。
「おかあさんにおはなしをしてから学校にいくんだよ。」
まことちゃんをみおくると、おとうさんは電車に乗り遅れないように、
はしって駅へ向かいました。
(まこと、がんばれ!)
まこと画 |
◆まことちゃんのマラソンたいかい、についてちょっと知りたい。
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